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ペット葬儀の歴史

森田賢児です。

ペット葬儀の歴史について書いてみたいと思います。

日本においては6世紀から7世紀に馬頭観音が伝わり動物供養の菩薩として祀られ、馬や牛、犬猫の供養に用いられてきました。

馬頭観音は六道輪廻のうちの一道である畜生類を救う観音ともされ、変化観音様の変化する六観音としては畜生道を化益する観音様と言われております。

江戸時代5代将軍徳川綱吉が1687年、生類憐みの令を発令しました。

この令は近年まで三大悪法として評価されて参りましたが、最近になり見直し論が浮上、研究されるようになりました。

生類憐みの令は犬だけでなく全ての動物はもちろんのこと、人間の弱者または病人などに憐みをもって接することを目的としたものであり、

この時代の世界の動物愛護の観点から見て、欧米の動物愛護先進国に引けを取らない法律だったとも思えます。

生類憐みの令の後、人間と共存する動物の肉を食さない風習が定着し、犬猫等については現在にいたるまで続いております。

日本の動物愛護及び動物葬祭が根付く土壌に、この生類憐みの令が影響しているといえるでしょう。

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2012年8月18日

morita (15:51)

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