森田賢児です。
今日から8月です。
毎年この時季になると3年前まで活動していたフットサルチーム「遠州乃空風」を思い出します。
メンバーはフットサル素人、サッカー素人、地元の友人が主に6人。4年間活動しました。
毎週日曜日になれば朝10時から夕方4時5時まで練習をしておりました。
最初のうちは大会に出場しても敗北、敗北、敗北。10分間の試合でスコア0-8と惨敗したこともありました。
チームを立ち上げた私は練習内容、練習試合、大会への参加申し込み全て取り仕切りました。
それだけに悔しかったですし、趣味とは言えども、チームメイトの頑張っている姿を見ると責任をも感じていました。
ミスを厳しく追及することも多々ありました。約束の時間に遅刻してきた者は怒鳴りつけました。
それでも皆、最後までついてきてくれました。
そもそもフットサルのチームを立ち上げた理由。「フットサルをやってみたい。」そうではありませんでした。
何か1つのことを通じ、10年20年と付き合える縁を構築したかったのです。
普通に付き合っていれば、友人を怒鳴りつけることなんてさほどないと思います。そんな人がいれば
「あいつは短気だ。」「すぐ怒る。一緒にいても楽しくない。」と嫌われるでしょう。
しかし私達はフットサルというツールを用いることにより、「上手くなりたい」「勝ちたい」と絶対的な目標を共有できました。
ミスを厳しく追及するのはチームが強くなるため。
遅刻は言語道断。皆が皆の為、集まり努力するのだから。
私は嫌われることは微塵も恐れませんでした。私は趣味でも本気でした。
切磋琢磨。 数年後にそれが形になったと私には今でも自負があります。
そんな姿を見て結成から4年目の夏に、チームの解散を決めるのです。
6人の切磋琢磨する姿にもうツール、フットサルはなくてもいい。そう思えたのです。
むしろ個々の才能をそれぞれのフィールドで発揮してほしいと。
最後の大会。4年目の夏にして初めての決勝戦。同点でPK戦にもつれ込む。ボールを蹴る選手以外は祈るしかできない。
結果、一歩及ばず準優勝。
ドラマやマンガのようにはいかないものです。
しかしながら、チームメイトには多くのことを学びました。
昔、読んだ本の一節に、外見や性格が人間の表面ならば、趣味は人間の奥行。とあったのを思い出します。
今晩それを久しぶりに読み返したいと思います。
それで今、趣味は読書って言ったら、怒られますね。